医療法人恵生会 長瀬内科医院  岡山市北区の医院です。 診療科:内科、小児科、皮膚科、アレルギー科、形成外科
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皮膚腫瘍
ホクロ(黒子)、黒アザ(色素性母斑)とは

黒アザは正式には色素性母斑(しきそせいぼはん)と呼ばれています。 
文字通り黒いアザのことです。

小さいものはホクロ(黒子)と呼ばれています。

治療方法は小さなものは電気焼灼、やや大きいものは切除・縫合、
さらに大きいものは切除・植皮術が一般的です。

皮膚の悪性腫瘍


皮膚の悪性腫瘍いわゆる皮膚癌も増えてきていますので、
ホクロ(黒子)だと断定せずに、早めにチェックを受けましょう。

皮膚の悪性腫瘍には基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫があります。

基底細胞癌は顔面にできやすいのですが、転移がほとんどありません。
早めに切除すれば再発もなく、安心です。組織検査は必ず必要です。

悪性腫瘍の症例の一部をご紹介します。





治療法
治療法は前述の通り

・電気焼灼
・切除、縫合
・切除、植皮

などが挙げられます。


美容的意味合いでは浅く削って自然にキズを治す方法(下図)もあります。



2~3年かけて、少しずつ切除しました。術後数年経過しています。

3次元構造の部位はなかなか難しく、細心の注意をはらって手術します。術後1年経過すれば安心です。

皮膚移植について
場合によっては皮膚移植が必要なことがあります。

症例の一部をご紹介いたします。
(※手術写真の苦手な方はご遠慮ください)
皮膚構造と皮膚移植


皮膚移植には薄い皮膚から、皮下脂肪や細い血管の付いた厚い全層の皮膚移植があります。
それぞれ、特徴があります。

厚ければ厚いほど生着が難しくなります。

そのため厚い皮膚が必要なときは血行を維持した皮弁、筋皮弁が用いられます。


皮膚移植の症例(手術写真が苦手な方はご遠慮下さい)


代表的な皮膚移植の症例を一部ですがご紹介いたします。
 

【表皮移植】
文字通り表皮のみを移植します。最も薄い皮膚移植です。
 

顔には顔の皮膚でないと、色調や肌理が違うので、どんなにうまく生着しても綺麗にはなりません。

表皮移植は特殊な皮膚移植で、生着しやすく色素沈着やひきつれも起こしません。

皮膚の前癌状態です。約5mm離して、取り残しの無いように、しかもできるだけ浅く切除し
太ももの皮膚を薄く採取し、さらに、酵素処理で表皮の部分だけを分離して移植しました。


【分層植皮】

中間層植皮とも言われます。
薄い皮膚移植(植皮)とやや厚い分層植皮があります。
生着しやすいのですが、色素沈着やひきつれが起こりやすいのが欠点です。


【皮下の血管網付き全層皮膚移植】
深いヤケドには分厚い皮膚移植(全層植皮や皮下血管網付き全層植皮)が機能的には優れています。
  
 



深いヤケドは治りが悪く、例え治ったとしてもひきつれを起こし、関節が動かなくなります。
皮膚移植が必要です。

全層皮膚もしくは皮下の血管網の付いた厚い皮膚が機能的にも優れています。

うまく生着すると、柔らかく弾力に富み、関節の機能を維持できます。
見た目も非常にきれいになります。