
形成外科 皮膚外科
粉瘤3
部位別の症例、手術例、治療例を掲載しています。写真や画像の苦手な方はご遠慮下さい。
2018.9.17
頭
頭
側頭部の粉瘤

耳後部の粉瘤

顔
顔面の粉瘤はシワを利用して、キズアトを目立たなく工夫します。
額(ひたい)の粉瘤
2015.9の手術です。超音波検査で比較的に境界がはっきりした粉瘤だとわかります。

額の炎症性粉瘤

一見普通の粉瘤にみえますが、超音波で炎症性粉瘤とおもわれたので、小切開で内容物を排出しました。
額の粉瘤です。

顔面(額)の粉瘤は横ジワを利用して、キズアトを目立たなくします。
眉間(みけん)の粉瘤
眉間(みけん)の粉瘤

この症例は眉間の縦皺を利用して手術しました。縦皺となる部(青矢印)が浅くなっています。
こめかみ、もみあげの近く
炎症性後の粉瘤 炎症性後の2015.2の手術です。

超音波検査では周辺との境界がやや不明瞭。周辺の線維成分が多くなっていて、剥離しにくいと予想されましたが、無事摘出できました
耳
耳たぶ( 耳垂 )の粉瘤です。
県外の某基幹病院で「耳たぶを落とさないと、とれない」と言われ、当院を受診されました。
超音波検査で粉瘤と診断し、炎症の無いことをを確認し、余分な皮膚と粉瘤のみ摘出しました。

耳は普通の形になりました。
耳たぶの粉瘤

耳の粉瘤 耳たぶやその周囲に多発することがあります。

まぶた(眼瞼)
まぶたのことを医学的には眼瞼といいます。
上まぶた(上眼瞼)の粉瘤 2015.4の手術です。

超音波検査の端子が先端しか当たらないので、画像が右に寄っています。
境界が不明瞭なので、炎症性を起こしていると思われます。
袋を破らないように、注意深く剥離して、摘出しました。割を入れると、浮腫性に腫れているのがわかります。
二重(ふたえまぶた)のラインは全く変化していません。
2015.4の手術です。粉瘤ではない症例です。超音波検査でわかります。

2015.4の手術です。粉瘤ではない症例です。超音波検査でわかります。

下眼瞼の粉瘤です。
近くの病院の皮膚科では、「傷が大きくなるから、そのまま様子を見ましょう。」と言われていました。
様子を見ていると、さらに大きくなってきました。

気がついたらすぐに取る方がかえってキズ跡は小さくてすみます。
頬
頬の粉瘤

頬の粉瘤、小切開法 県外の男性で、数年前より左の頬に出現

普通に取れば3,4cmのキズ跡になるでしょう。へそ抜き法では100%再発すると思われます
小切開法には超音波検査が必須です。
頬の粉瘤(頬骨部) 小切開内容物一部排出後の摘出
17歳の男性。2年前より出現。

大きさは3×3cm

もうすこし詳しく見たい方はこちらをご覧下さい
頬の粉瘤、小切開法。 2018.11の手術です。
県外の女性で、「キズ跡を出来るだけ小さくしたい」と言って受診されました。

近くの形成外科、皮膚科を何件か受診しましたが、「2,3cmのキズが残る」 と言われたとのことです。
小切開法で摘出しました。7mm位のキズ跡ですみました。遠方の方なので初診、手術、抜糸の3回の受診で終了としました。
頬の粉瘤、小切開法。 2015.9の手術です。

数年前よりの粉瘤です。左頬に約2cmの大きさです。
超音波検査では境界明瞭です、内容物が一様なので、クリーム状になっていると思われます。
小切開で摘出しました。
割を入れてみると、やはりクリーム状でした。
キズ跡は殆ど目立ちません。
2015.9の手術です。

20年来の粉瘤です。左頬に長径3cmの大きさです。
超音波検査では境界明瞭ですが、深い部分が変です。袋の周りに線維成分多く、突起物もありそうです。
小切開で挑戦してみました。横は比較的簡単に剥離できましたが、底の部分は剥離が難しかったのですが、何とか摘出できました。 粉瘤に突起がありました。割を入れてみると先まで粉瘤でした。
キズ跡は1cm位であまり目立ちません。
粉瘤は長いこと置いていても、いいことはありません、深部には咬筋があり、毎日の会話や食事の動きが刺激となり、線維成分が多くなったと思われます。そして、線維間の弱いところに粉瘤が侵入していったと思われます。
鼻唇溝部
口囲(鼻唇溝部)の粉瘤へそ抜き法(くり抜き法) の再発
23歳の男性です。大阪でへそ抜き法( くり抜き法 )で手術を受けましたが、1年後に再発しました。

くり抜き法のキズ跡を切除し、摘出しました。
再発すると周囲が瘢痕で硬くなり、取りにくくなります。最初から小切開で手術する方がキズ痕は綺麗です。
口唇,口囲
口囲の粉瘤


下顎
右下顎部の炎症性粉瘤 再発?
右下顎部の再発した炎症性粉瘤にくり抜き法を施行しました。
半年前、他医で手術を受けるも、2週間前より赤くなって、ふくれてきました。超音波検査で粉瘤を確認。お盆が近いので切開術を施行、膿を出した後に袋を引っ張り出しました。5日後、キズはふさがりました。お盆は安心して帰省できました。

とりあえず、キズは小さくできましたが、再発のチェックが必要です。
頚部、首、項部(くび、うなじ)
くび(項部)の粉瘤 : 小切開法

キズは2cmで済みました。
頚部の粉瘤(くびの粉瘤)
項部(首の後ろ側)の粉瘤です。少し炎症を起こしています。

胸
胸の粉瘤、小切開一部内容物圧出後の摘出

胸部の粉瘤

脇の下(腋窩)
粉瘤は多発することがあります。腋窩(脇の下は)よくできる部位の一つです。

毛包嚢腫には脂腺が含まれていますが、 :表皮嚢腫とよく似た袋で出来ています。


炎症性粉瘤、感染粉瘤はどこの部位にでも起こります。

胸腹部
胸腹部の粉瘤、多発

背中
背中の炎症性粉瘤
炎症を起こした粉瘤です。炎症が収まるの待って摘出しました。

炎症が落ち着くのが早かったので、早い時期に手術できました。

背部の粉瘤(背中の粉瘤)

希望に添うよう、出来る限り小さい切開線で摘出しました。

背中

背中の変わった粉瘤
2015.6の手術です。

超音波検査では上下に2つ映っています。袋の境界は明瞭です。少し端子を動かすと連絡していました。2段になっている粉瘤と思われます。
普通に切開し、掘り起こして、摘出しました。
割を入れて、粉瘤を確認しました。
背中の粉瘤

腰
腰部の粉瘤(腰の粉瘤)

臀部(おしり)
臀部の粉瘤

お尻の炎症性粉瘤です。
粉瘤は「おしり」などの刺激が加わる部位は、知らないうちに炎症を繰り返して、袋の部分が繊維化して厚くなることがあります。痛みで気が付いたのは最近でも、過去に軽い炎症を繰り返していたと思われます。線維化した部分を含め摘出しました。
臀部(お尻)の小粉瘤です。

上腕
上腕の粉瘤


肘の皮下腫瘍:粉瘤?

右肘の皮下腫瘍:悪性を心配して受診。、近医でレントゲン検査を受け、よくわからないと言われたので余計心配になって受診されました。
超音波検査で粉瘤では無いことを確認し、近くの血管を避けて、できるだけ小さな切開で摘出しました。
組織検査ではリンパ節で、良性でした。
前腕
前腕

股(太もものつけ根)
股(太もものつけ根)の小粉瘤です。

外来で偶然発見しました。ご本人は全く気がついていませんでした。
下腿
足
足の粉瘤です

足底の粉瘤です。

小さな怪我の後に出来ることが多いようです。