皮膚科
注意:院長は、診察については実施しておりますが、外科的処置や手術は副院長が担当いたしますので処置が必要な場合は副院長を予約の上受診して下さい。手術・処置の日程は診療後に決めます。
☆外科的処置や手術は副院長が担当していますので、予約して受診して下さい。
手術適応があれば診察後に日程を決めます。
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※ご予約・お問い合わせは診察時間内にお願いします。
時間外と休診日は対応いたしかねますのでご了承ください。
皮膚腫瘍
できるだけ傷あとが目立たなくなるように治療しています。
・皮膚腫瘍(ほくろ、粉瘤、年寄りいぼ、シミ~前癌状態、皮膚癌)
ほくろ(ホクロ、黒子)、黒アザ、色素性母斑
粉瘤、感染粉瘤、表皮嚢腫の癌化
脂漏性角化症(老人性疣贅、別名:年寄りいぼ)、
糸状疣贅(首まわりによく見られる小さなイボ状の隆起)
手術は局所麻酔外来通院でできる範囲内の手術をしています。全身麻酔が必要な手術は基幹病院に紹介しています。
副院長の担当です。予約しておいで下さい。
ホクロ(黒子)、黒アザ、色素性母斑
ホクロ(黒子)、黒アザ、色素性母斑
黒アザは正式には色素性母斑(しきそせいぼはん)と呼ばれています。
文字通り黒いアザのことです。小さいものはホクロと呼ばれています。
治療方法は小さなものは電気焼灼、やや大きいものは切除・縫合、さらに大きいものは切除・植皮術が一般的です。
美容的意味合いでは浅く削って自然にキズを治す方法(下図)もあります。
2~3年かけて、少しずつ切除しました。術後数年経過しています。
3次元構造の部位はなかなか難しく、細心の注意をはらって手術します。術後1年経過すれば安心です。
上眼瞼の瞼縁の色素性母斑です。色は着いていませんが、組織検査で確認しました。
瞼縁の腫瘍は大きくなると変形が残り安くなりますから、小さいうちに処置しましょう。
皮膚の構造と皮膚移植、皮弁の厚さ
皮膚の構造(左側)と皮膚移植、皮弁の厚さ(右側)を図示しました。
皮膚移植には薄い皮膚から、皮下脂肪や細い血管の付いた厚い全層の皮膚移植があります。
それぞれ、特徴があります。厚ければ厚いほど生着が難しくなります。
そのため厚い皮膚が必要なときは血行を維持した皮弁、筋皮弁が用いられます。
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皮膚移植
皮膚移植
代表的な皮膚移植の症例を掲示します。
表皮移植:文字通り表皮のみを移植します。最も薄い皮膚移植です。
顔には顔の皮膚でないと、色調や肌理が違うので、どんなにうまく生着しても綺麗にはなりません。
表皮移植は特殊な皮膚移植で、生着しやすく、色素沈着やひきつれも起こしません。皮膚の前癌状態です。約5mm離して、取り残しの無いようにしかも、できるだけ浅く切除し
太ももの皮膚を薄く採取し、さらに、酵素処理で表皮の部分だけを分離して、移植しました。
分層植皮:
中間層植皮とも言われます。薄い皮膚移植(植皮)とやや厚い分層植皮があります。 生着しやすいのですが、色素沈着やひきつれが起こりやすいのが欠点です。
皮下の血管網付き全層皮膚移植:
深いヤケドには分厚い皮膚移植(全層植皮や皮下血管網付き全層植皮)が機能的には優れています。
深いヤケドは治りが悪く、例え治ったとしても、ひきつれを起こし、関節が動かなくなります。
皮膚移植が必要です。
全層皮膚もしくは皮下の血管網の付いた厚い皮膚が機能的にも優れています。
うまく生着すると、柔らかく弾力に富み、関節の機能を維持できます。
見た目も非常にきれいになります。
皮膚の悪性腫瘍
皮膚の悪性腫瘍
皮膚癌も増えてきていますので、早めにチェックを受けましょう。
皮膚の悪性腫瘍には基底細胞癌、有棘細胞癌、悪性黒色腫があります。
基底細胞癌は顔面に出来やすいのですが、転移がほとんどありませんので、早目に切除すれば、再発もなく、安心です。組織検査は必ず必要です。
手術がしない(できない)皮膚科クリニックがが増えています。「小さいから様子を診ましょう 」、「キズ跡が残るから手術をしない方がいいでしょう」、と 言われたら 「??です。」、できるだけ早く他医を受診しましょう。
皮膚の腫瘍は大きくなることはあっても、小さくなることはまずありません。大きくなるほどキズ跡は大きくなり、目立ち安くなります。小さい内に取ることをお勧めします。